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  • Writer's picture悦子 隅田

❤️お鼻のしわ❤️




いろはと三四郎は兄弟です。いろは(五六八と書いて、いろは)は、うちにいる5頭の猫のうち、最軽量の4.2㎏。方や、三四郎は最重量の7.5㎏。いろはが、獣医さんに「全部脂肪」と言われたふにゃふにゃした柔らかな体をしているのに対して、三四郎は、筋肉質のマッチョ。しかし、体型に反して、三四郎は、その名が表している体は無鉄砲な点だけで、「超」の付く怖がりさん。いろはは、周りをよく観察し、そこそこ気が強い。同じ白黒八割れでも、いろははグレーがかった黒で柔らかな毛をしていて、三四郎は漆黒の固い毛。このように、2頭はあまり似たところのない兄弟です。


しかし、この兄弟に、ひとつ、そっくりなところがあります。それは、チュールを食べるとき、お鼻の左3分の1のところに縦しわがよるところ。母猫と6頭の兄弟姉妹で外で暮らしていた、この兄弟がお鼻にしわを寄せてチュールに夢中になる姿を見ると、わたしはいつも幸せな気持ちになります。



たけねこくらぶに寄せられる相談はさまざまで、その相談者さんの対応もさまざまです。猫を保護することのたいへんさに気づき、保護した仔猫を親猫に返したと言って問題から手を引く相談者さんもいれば、メンバーが駆け付けるまで弱った仔猫の傍らにいて、その後の医療費の負担もしてくださった相談者さんもいらっしゃいます。代表の隅田さんが、「猫、特に仔猫は発見した人次第で、その後の運命が大きく分かれてしまう」とつくづく言うのが現状です。



うちに来てくれた、いろはと三四郎は、発見し、保護してくれた人が完璧でした。お腹の大きな母猫を見つけ、自宅敷地内で餌付けし、お腹がへこみ出産した様子を見たら、こっそり母猫の跡をつけ(これは、母猫にまかれました)、その後、離乳した仔猫を6頭連れて現れてからは、母猫にも仔猫たちにもたっぷりのフードを用意し、安心させ、機を見て仔猫から捕獲していきました。かしこい母猫は、仔猫4頭の保護のあと、捕獲。保護した部屋の中から、独特の鳴き声で、外にいる2頭の仔猫たちを呼び続けていたといいます。その後、全頭保護完了。仔猫たちも、母猫も医療にかけ、自身のブログなどで里親募集。

いかがです? 完璧でしょう。


実は、いろは・三四郎一家を見守り保護したのは、個人で活動していた、たけねこくらぶ現代表の隅田さんなのです。 最高・最強の保護主です。



猫を発見し、保護したいと思ってくださった皆さま。たけねこくらぶに御連絡くださるときには、たけねこくらぶの言葉に耳を傾けてください。最高・最強の保護主でなくても、アドバイスを実践してくださることで、幸せになる猫の数は増えるはずです。



いろはと三四郎のお鼻のしわは幸せのしわ。 


いつか、野良猫と呼ばれる存在がなくなるように。いま、生まれてきた猫たちは、幸せな生涯をおくれるように。この気持ちで、たけねこくらぶのメンバーは、今日も奔走しています。

                                      担当 上田


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