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Writer's picture悦子 隅田

🍀保護して良かったと思えた瞬間🍀

2020年の7月の終わり頃です

痩せた猫が放浪してるという情報が入りました。

翌日、仕事を終えて現場に直行しました。

辺りを探していると、中猫?くらいの大きさの猫さんが…

あまりのやせ細った姿に呆然となりました。

出会ってしまった以上、もう保護するしかないな

それから毎日仕事を終えてから、通い続けました。

その猫は毎日ほぼ同じ時間帯に田んぼに現れて、ごはんの代わりにしていた虫やカエルを探しては歩き続けていました。

田んぼの持ち主の方に敷地内に入ることの承諾を得て保護器を設置させて頂きました。

ところがその猫は、保護器の中の匂いのする餌に目もくれず、素通りして行くのです。

どうやって保護しようか…

京都で長年、野良猫の不妊手術に力を入れてくださってる病院の代表の方に相談しました。

キャットフードを食べたことのない子はフードを認識してないから保護は難儀ですよと。

えっ、そうなんだ

だから保護器の中の餌もわからないんだ

でも、おいしいごはんがあることをどうやってわかってもらおうか

とにかく、近くに来たときに

なるべく匂いのするパウチフードをあげてみよう

ある日、この猫の情報をくれた方がすぐ近くに今、来てるよと連絡をくれました

直ぐにかけつけて、持っていたフードをとっさに投げました

「ペチャ」っという音に反応して、フードを飲み込みました

初めてフードを口にした表情は驚いたような感じに見えました

もう一度、フードの味を覚えてもらおうとフードを投げました。パクリと食べてしまいました

もう、おいしいごはんがあることをわかってくれたよね

想像ですが、今までごはんと思っていたカエルが水を張った田んぼで跳ねてる音だと勘違いして反応したのかな?

もう一息…

猫が現れる時間、ルートに合わせてごはんをあげに通いました

数日後、台風がやって来るという天気予報…

もう保護してしまおう

そして、保護決行の日

たけねこの代表と保護に慣れたサポーターさんの御協力のおかげで保護器にすんなりと入ってくれました。

威嚇もパンチもないとても良い子

栄養状態が良くなればきっと美猫さんになるはず✨

きっと里親さんも見つかることを信じて✨



↑保護当時のノアちゃん



↑こんなにふっくら美猫さんになりました✨



保護当時は猫風邪気味だったので、治療をしましたが、くしゃみと涙、鼻水の症状が残ってしまいました

そして、巨大結腸症という病気に…

完治はしたものの、再発する可能性も

里親探しは無理かな

もう譲渡会の参加は最後にしよう、そう決めて参加した譲渡会

ノアにお声がかかったのです🍀




保護して良かったと思えた瞬間、里親さんの元で

こんなふうに安心しきって

眠っている姿です✨

この寝顔を見て、お外の猫の為に活動を続けようと思うのです





↑ノアちゃんは

とても温和で優しい、お若い御夫婦の元で元気に暮らしています。

里親様、お写真ご提供ありがとうございます❣️


           担当 宮田

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