🌹新年のご挨拶🌹
- 悦子 隅田
- Jan 6, 2023
- 4 min read
Updated: Jan 12, 2023
「たけねこくらぶ」が結成されて1年と3ヶ月。
猫を愛する皆さまのお気持ちに後押しされて、
なんとかここまでやってこれました。
たった1年と少しの間にも、本当に多くの猫と関わってきました。
昨年も、ご高齢の方の餌やりさんから、「増えてきてしまい近所から苦情が出るのでなんとかしてほしい」、という相談が何件もありました。

(このお家はご高齢の餌やりさんが家の中に外猫を入れてくださっているのですが、10頭くらいの未去勢未避妊の猫で、このまま放置すると春には恐ろしいことに…
今、メンバーが順番に避妊去勢をしていってくれています。里親募集中です。)
一方で、去勢避妊をご協力していると、いつの間にか、ご高齢の方にもかかわらず、ご自分で次から次に捕獲してくださり、近くの病院に連れて行ってくださる相談者さまもいらっしゃいました。相談者さまのご協力もありこの現場はほとんど終了になります。

(上記のご高齢の方のところにいた、子猫さん。まだ小さいので保護していま預かりのメンバーのところで家猫修業中です。)
また飼い主さんが亡くなったために猫さんが外に出され、お家のない猫と化してしまうのも
多い事例です。

(火事で飼い主の方が亡くなり、外に逃げて放浪していました。夕方には家のあった場所にやって来て鳴いている、という相談が入り保護。預かりのメンバーに大切にお世話され、譲渡されていきました。今では穏やかに暮らしています。多くの方々にご心配していただきました。ありがとうございます。)

(この子の飼い主さんも亡くなってしまい外に出されて放浪していました。もとの家のそばにある野原に毎日猫がいる、という相談を受け、メンバーが保護してくれました。性格の良いかわいい子です。里親募集中。)
この子たちは、もと飼い猫さんに可愛がられていたので、人懐こく甘えたさんで、家猫修業をそんなにしなくても譲渡できるのですが、7歳以上の場合が多いため、里親さん探しには困難を極めます。
また、これらのケースでは、亡くなった方の親戚の方々から、猫を飼えないので処分してほしい、などという要請も入り、愕然としてしまうことも多いのです。猫ちゃんたちは、亡くなった方が大切にされていた形見なのになぁ…
大人になった外猫はTNRと言って、捕獲し去勢避妊を施し、もといた場所にリリースします。
(30年程前に初めて聞いたTNRという言葉…今では、嬉しいことにかなりメジャーになってきました。)
TNRが私たちの会のほとんどの作業を占めています。
TNRの作業の中で、子猫は基本的に保護して家猫修業をし、譲渡に繋げていきますが、大人猫は保護するキャパも無く、譲渡が難しいため、泣く泣くリリースします。
そんな時でも、リリースするにはあまりに忍びない猫さんは、保護してしまう場合も少なからずあります。

(この黒猫さんは、TNRする際に、あまりにやせ細っていて、このままリリースすると生きていけないのではないか、とメンバーが考えて保護してくれました。今ではこんなに堂々とした体格です。里親募集中です。)
他にも、ご近所の方とのトラブル、公園での餌やりでのトラブル、などなど、多種多様な相談事が舞い込んできます。
その度にメンバーが一丸となって東奔西走して、解決に向けて力を尽くしてくれています。
そのエネルギーたるや、いつも頭が下がる思いです。
私たち「たけねこくらぶ」のモットーは、
できるときに
できる人が
できることを
です。
この活動は、無理強いをしていては決して長続きしません。でも、やはり無理を強いてしまう時も多々ある。
そんな時、もと保護猫の、幸せになり穏やかになった表情を見れば、疲れが吹っ飛びます。
里親さまからの幸せメッセージが疲れを癒してくれます。
人と猫に優しい町、向日市、京都であることを目標に今日もメンバーは走り回っています。
今回のブログは新年を迎えたということで、
「たけねこくらぶ」の活動の、ほんの一部をご紹介させていただきました。
今年は、「たけねこくらぶ」の相談役である和島向日市市議会議員さまのご協力により、京都市左京区にある猫猫寺での譲渡会開催も予定されています。
また、新しい試みとして、公民館講座も開催いたします。
さらに、譲渡までの預かりさんも募集しております。
最後になりましたが、年末に子猫フードを送っていただきました。ご報告遅くなって申し訳ありません。子猫の保護猫が現れましたら、食べてもらいますね。
Sさまありがとうございました!

2023年も走り続ける「たけねこくらぶ」を、どうぞよろしくお願いいたします!
担当 隅田

Comments