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❤️ モフモフ氏との出逢い ❤️

  • Writer: 悦子 隅田
    悦子 隅田
  • 24 hours ago
  • 3 min read
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昨年1月に保護して11月にお空に帰ったモフモフさんの事をお話したいと思います。

 去年、インスタで仔猫がウロウロして危ないとの投稿が目に入りました。調べると車で30分ほどの場所。寒さが厳しくなる頃なので思い切って行ってみました。すると、仔猫、中猫、大人猫もいて、この中にシニアっぽい長毛の猫さんがいます。御飯をあげている方に聞くと、

「もう12年は御飯を食べに来ている」「ある日、突然現れた」「それから何年も此処でボスになって、よそ者を追い払ったり、仔猫の世話をしている」

「偉い奴やねん」と

目を細めて自慢気には言われている目の先にいるのは痩せた身体にヨレヨレ長毛を纏ったシニアさん。人馴れもしているし、きっと脱走したか、引っ越しで置き去りにされたか。何年もお外で生きてきたの?

「連れて帰っていいですか?」と返事を聞くより早くキャリーに入れていました。仔猫も気になるけれどもお家に入れてあげたい一心でした。

 それから仔猫達は協力してもらいながら順次保護でき、連れて帰るとモフモフさんと同じ部屋に。モフモフさんからしたら孫?ひ孫?の仔猫達はいつもモフモフさんのベッドにケージに入り、和んで優しいおじいちゃまでした。


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 反面、長毛さんが居候することになり、その子が他の子を追いかけたり、わがままを言うと

モフモフさんが「グワッ」と一言言うだけで静かになりました。ボスの威厳ですね。カツコ良かった!貫禄!

 お家に入ってからはゴロゴロ音も爆音で全開で甘えてくる可愛いおじいちゃんでした。人に捨てられたかもしれないのに、人に甘える、また、信じてくれている。ずっとずっと一緒だよ。ってほぼお家の子になっていました。


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 でもそんなモフモフさんに病魔が‥目やにが出る、鼻水も止まらない、「風邪かな」と受診してお薬と投薬、でもなかなか良くならず、細胞診をしてもらうと鼻腔内の悪性リンパ腫でした。その時には目も侵されて手術も難しく、ステロイドの投薬、緩和ケアを選択しました。悔しかったです。もっともっとお家でのんびり余生を過ごして欲しかった。陽だまりで寒くない部屋でのんびり昼寝をして欲しかった。

 彼は凛々しく、健気で、痛みもあって辛いのに撫でるとゴロゴロと甘えていましたが、11月の初旬、最期を看取れて、お空に送り出せました。

 彼はお外で自由に生きて幸せだったとは思いません。もっと早く出会えていたらと思います。


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 お外で暮らしている猫さんたちを全部は救えません。みんなを飼い猫にすることはできません。

 でもそのチャンスをあげることはできます。一時預かりボランティアです。1人が多く抱えるより、多くの人に1匹でも預かってもらえることができれば。より多くの命が救われるます。

 たけねこくらぶだけでなく多くの団体さんが募集されていますのでお心を寄せていただけると嬉しいです。


           担当  山下


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